「セリシン」は紫外線や乾燥から蚕を守る繭のタンパク質。 繭を構成するセリシンは、絹になるフィブロインを取り囲むタンパク質です。 古来中国には繭を煎じて飲む習慣があり、 生活習慣病を治療していたと言われています。 先人はセリシンの「守る」力を、経験的に知っていたのかもしれません。
セリシンとの出会いきっかけは絹職人の手の美しさ。 出会いは、私たちの社名の由来でもある、絹の精練(せいれん)作業。 創業以来続けられてきた、 絹を水洗いしてセリシンを取り除き光沢を出す作業のことです。 冬の厳しい水仕事にもかかわらず、職人の手が白く美しかったことから セリシンの研究を開始しました。 青い部分がセリシン。赤い部分は絹になるフィブロインです。※写真は絹糸を着色しわかりやすくしたものです。